セルフエステとは、お客さまが自ら美容機器を使用し、お手入れを行なうエステサロンです。
業務用エステ機器を手軽な料金で利用できることから人気を集めています。
スタッフから機器の使い方を教えてもらってできるので、操作に困ることもなく若い世代に人気です。
お客さまにとってはメリットが大きいように感じるセルフエステですが、サロン側にとってもメリットは大きいのでしょうか。
またデメリットはないのでしょうか。
今回は、セルフエステのメリット・デメリットについて、サロン側、お客さま側両面から分析します。
セルフエステの魅力
セルフエステの魅力は一体どこにあるのでしょうか。
ここからはお客さま目線とサロン目線の両面からそれぞれのメリット・デメリットをみていきましょう。
お客さま目線でのセルフエステの魅力
まずはお客さまからみたセルフエステのメリットについてみてみましょう。
- 一般のサロンに比べて料金がお手頃
- 一般のサロン同等の効果が期待できる
- 関連商品などの勧誘がない
- 事前に予約をする手間が省ける
- 気になる部分を集中的に施術することができる
- 他の人に見られることなく自分一人で施術が可能なので恥ずかしくない
- 最新機器も手軽に試せる お客さまにとってはこのようにたくさんのメリットがあることが分かります。
続いてデメリットについてもみてみましょう。
- 機器の使用方法がよく分からない
- 肌についての質問をしてもスタッフの知識不足により的確な回答が返ってこないので不安になった このように一般のサロンではありえないセルフサロンならではのデメリットがあることが分かります。
サロン目線でのセルフエステの魅力
それでは、サロンにとってのセルフエステのメリットをみていきましょう。
- スタッフは機器の使用方法のレクチャーのみ行なうので技術教育に時間をかける必要がない
- エステティシャンが必要なので人件費をおさえられる
- 収支の計算がしやすい
- 省スペースでも開業可能
- 一般のエステサロンに比べて知識も技術もそれほど必要ではないので新たに開業しやすい
続いてデメリットについてみてみます。
- 知識をもったエステティシャンであれば肌の状態を見てトラブルを回避できるが、セルフエステの場合は、知識をもたないお客さま自ら施術を行なうので肌トラブルの回避がしにくい
- 一般のサロンのようにプロのエステティシャンがお客さまに寄り添うわけではないので、お客さまの満足感を得られにくく固定客がつきにくい
一般社団法人日本エステティック振興協議会では、「セルフエステ」についての注意喚起を行なっています。
それによると、「セルフエステは、基礎知識をご存知ない多くの消費者に責任を押し付けて行なうものであり、実際に起こった事例では、お客さまにトラブルが生じた際、施設・機器を貸与したことによるサロン側の管理責任を問われた。」としています。
メリットも多いセルフエステですが、開業を考える際には、サロンとお客さま両者を守れるようなシステムづくりが必要不可欠だといえます。
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セルフエステ開業は儲かる!?メリットやデメリットまとめ | 【業務用痩身エステ美容機器の製造・販売 SHEMEN(シーメン)公式】
セルフエステは高級店と同じ機械を使った施術が安く手軽に受けられるというコスパの高さや効率の良さが時代のニーズに合っているため、出店が増えてきています。セルフエステサロンが増えてきているとはいえまだ参入していない地域も多くあるので、チャンスが多いのもメリットです。