エステサロン開業にあたって公的資格はありません。
何も資格がなくてもエステサロンは開業可能です。
しかしながら、お客さまの立場になってみると、「〇〇資格所有」という肩書があった方が、より安心して施術を任せられるというものです。
また資格を取得することにより施術技術が向上するとともに自信が持てるようになるというメリットもあります。
今回は、エステサロン開業にあたって持っていると役に立つ資格をご紹介いたします。
エステサロン開業で役に立つ資格とは
エステの資格を取得するための一番の近道は、スクールに通うことです。
全国にエステティシャンを育成するスクールは150校以上あります。
取得できる資格の種類が豊富、開業の際にサポートが受けられる、実践現場を体験できるなど、スクールによってそれぞれに特長がありますので、あなたの条件に合ったスクールを探してみるとよいでしょう。
それでは、具体的にエステサロン開業で役に立つ資格をみていきましょう。
エステ業界において「日本エステティック協会」「日本エステティック業協会」が権威ある協会とされています。
ここでは、主にこの2つの協会が認定する資格についてご紹介します。
認定エステティシャン
認定エステティシャンの資格には、日本エステティック協会の認定エステティシャン資格「AJESHE認定エステティシャン」、日本エステティック業協会の認定エステティシャン資格「AEA認定エステティシャン」があります。
いずれも受験するには協会が認定する美容学校や通信教育で300時間以上のコースを修了する、もしくは実務経験1年以上が必要となります。
エステティシャンを目指す学生や、実務経験が浅い方におすすめの資格です。
認定上級エステティシャン
それぞれの協会の認定エステティシャンが更にステップアップを目指す資格です。
「AJESHE認定上級エステティシャン/日本エステティック協会」「AEA上級認定エステティシャン/日本エステティック業協会」。
独立・開業したい方におすすめです。
認定トータルエステティックアドバイザー
「AJESTHE認定トータルエステティックアドバイザー/日本エステティック協会」。
エステティシャンとしてのキャリアが長く、幅広い知識を有しているとみなされる資格です。
1次試験から3次試験まであり、難易度が高く合格するのは容易ではありません。
CIDESCO
世界水準の理論・技術を兼ね備えたエステティシャンのみに認められる国際資格です。
まずはBeauty Therapy Diplomaを取得、その後、Aromatherapy、Spa Therapyのディプロマを取得することができます。
先に紹介した上級エステティシャン、認定トータルエステティックアドバイザーの取得条件にも加えられているほど、世界的にみても権威ある資格です。
AEA認定インターナショナルエステティシャン
たくさんあるエステティシャンの資格のなかで最も難しいとされる資格です。
受験者の中で合格するのはわずか半分。
エステティシャンとして10年のキャリアを重ねた人でも取得するのは容易ではない難関資格です。
まとめ
エステ開業には資格は必要ありませんが、これらの資格を持っていることで、お客さまに質のよい施術を提供することが可能になります。
エステサロンを開業するのであれば、ぜひこれらの資格を取得することをお勧めします。